混沌の女神アーライナ/Alaina [現神/闇陣営/第二級神]

 現神の闇陣営に属し、無秩序や混沌から連想するものを司る女神。
 蜘蛛やムカデを宝飾品のように扱い、黒い衣装を纏った銀髪の魔女の姿として描かれることが多いが、旧大陸(三神戦争前)で勢力を持っていた古い神でもあるので、本来は蜘蛛のような姿とされている。

 旧大陸時代では蛮行ながら文化や法を持っていたものの、アーファ・ネイ(大地の女神)に大地を奪われ、ヴィリナ(裁きの女神)に秩序の名を奪われた。
 しかし、呪術的な能力に優れており、三神戦争の際には古神側の異世界に封じられた力を獲得し、現在に至る「混沌」となる不特定系の軍団を生み出すことに成功する。

 彼女の能力は、後に魔術師達が扱う魔術のひとつである「合成」の基礎であり、これにより「魔獣」と呼ばれる種族が生み出されるなど、闇の大地母神としての一面を持っている。

 光陣営はこれらの敵対生物を生み出したアーライナを、淫猥で不浄な存在と強く喧伝して忌み嫌っているが、アーライナは不浄、汚染から再生、癒しといった本来の大地母神としての能力も有している。

▽アーライナ神殿
 闇の修道女としての有名なアーライナ神殿は、小規模ながら大陸各地に広く分布しており、闇勢力側では乏しい治療技術を有する故に、特別な待遇で迎えられる場合が多い。
 元々古い女神でもあるため、厳格さと奥深い教えが信者を選ぶ傾向にあり、アーライナの教義上、衝動的になりがちな性格を有する魔族の信者は少なく、相対的に人間族、闇エルフ族の女性信者が多い。
 また、魔族に捕らえられた者の中で、生き長らえるためにアーライナの治癒術を習得した者も少なからずいる。
 生贄、性文化にも精通しており、それらを魔術的能力に変換できるため、優秀な信者が多く揃っている勢力でもある。
 中心地は大陸西方にある神殿直轄領のクノンミシュリ。大国ベルガラードの北に隣接して、闇勢力国家の手厚い保護を受けている。
▽アーライナ主情報
 等級 :現神闇系 第二級神
 称号 :混沌の女神、闇母神
 色 :黒、少量の白
 動物 :女郎蜘蛛
 本拠 :クノンミシュリ(大陸西方)
 友好 :ヴァスタール/ルディルフィ

※現在、試作運用中。配置や文章の変更が行われる可能性があります。                    

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